フランス留学で11ヶ月が経過しようとしているので振り返り

振り返り
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フランス留学も11ヶ月が経過し、あと2ヶ月で日本に帰国、そして就職活動と気が付いたらあっという間で、時間が過ぎるのは早いなあと思う今日この頃です。

さて、留学前半にはてなブログでまとめたように、後期セメスターの途中までの振り返りという意味を込めて今年あったことや考え方が変わったなーと思う事を振り返ってみようと思います。

大学生活

まず率直に言うと、DD(ダブルディグリー)という留学制度を利用してこちらに留学に来ているのですが、あまりにも大学の授業を受ける時間が多すぎて自分の研究に割ける時間がほとんどなく、結構不満がたまってます。

で、その授業もきちんとオーガナイズされていなくてなんだか時間だけが浪費されてる感覚が凄くて正直モチベーションがダダ下がりしてる。

授業後に自分の研究をやろうとしてもフランスの大学は19時でしまってしまうのでどうしても研究に時間を割けない。

勿論、他人との付き合い方とか、外国語との付き合い方とか、自分を見つめ直す事とか将来についてきちんと向き合うようになったとか、こちらに来て新しく学んだことは沢山あって留学に来てよかったなとは思う事は多々あります。でもそれらは最初の半年くらいでだいたい経験できたんですよね。

DDという制度、さらには留学先の大学の実情をきちんと理解せずに来たせいで、自分が本当にやりたいと思っていることと留学先の大学が要求してくることの歯車がたまにかみ合わないことが起き始めて、イライラしているというのが最近の心情です。

 

さて、ここからは具体的な内容を振り返ります。

大学での留学生活では大きく分けて「講義の受講」と「プロジェクト」の2つを進めました。

大学の講義受講

まず、大学の授業では、メカトロシステムコースに配属され、

  • 生物模倣工学(バイオミメティクス)
  • 計測工学(Labview)
  • メカトロシステム設計の一連の流れ

に関する講義を一通り受講しました。正直に言うと、授業の内容があまりオーガナイズされていなかった+言語レベルのディスアドバンテージ+途中から受けるだけ時間の無駄だなと思ってしまったという理由でこれといって新たに身に着けた知識は無かったかなという感じです。取り合えず学位のために単位を取ることだけがモチベーションでした。

それでも、Labviewの導入をしたことは帰国してから研究室で計測システムを構築したりする上で使えると思うし、飛行機の翼部分に搭載する伝送アクチュエータの設計では、動力学モデルの構築とシミュレーション、実物の選定、各種機構との比較といったものづくりの一連の流れを勉強できたので収穫はあったかなと思います。それを外国人と一緒にやったという点でまあ、就活で話すネタが少し増えたかな程度に考えています。

正直もう受け身の形で授業受けるのは懲り懲りですね。

プロジェクト

簡単に言うと、トビタテ留学JAPANでプレゼンした「ロボットハンド搭載型ドローン」を開発するプロジェクトを立ち上げて現地の学生10人程でチームを組んでプロジェクトを進めました。

結果的に最終的なシステムまでは完成しなかったのですが、一部のシステムは無事完成し、フランスの学生とチームを組んでプロジェクトを回せたことは単純に貴重な経験になったと思ってます。

今回、プロジェクトの運営方法として、「スクラム法」というものを適用しました。これは、プロジェクトをスクラムと呼ばれるクールに分けて、各クールごとに各自の進捗報告や情報の共有をするというものです。この制度のおかげで言語の壁はあるものの、半ば強制的に各学生とコミュニケーションを取る機会を作ることに成功しました。また、「スクラムマスター」と呼ばれる全体の進捗管理を行う役職に仲の良いフランス人を任命し、自分は「プロジェクトマスター」として、プロジェクトの意思決定や技能、スキルのアドバイスに徹することにしたら自分が全ての仕事を抱えすぎることもなく、落ち着いて自分の役割に徹することができました。

その他、「Trello」や「Slack」といったアプリケーションも情報共有のツールとして試してみたら案外便利だったので、日本に帰ってから自分の研究グループにも取り入れようかなとか画策してます。

また、ネイティブの英語が話せなくてもプロジェクトは回るということに感動しました。時々伝えたいことが英語で出てこなくて辛かったのですが、伝えようとする気持ちや振る舞い方がそれ以上に大事ということに気が付いて少し自信になりました。

また、

  • プログラミング
  • マイコンの使い方
  • 回路設計・基板加工

といったロボット設計に必要なソフト、ハード面に関する知識を英語で説明し、実際にロボットを完成させるという経験ができたので、今回「海外の人材とコミュニケーションを取れるエンジニアになる!」という目標を掲げてトビタテ奨学金を受け取ってわざわざ来たかいがあったなと思っています。

その他後悔

知識を与える立場になり、外人とプロジェクトを回したり英語で指導するという貴重な経験ができたことは良しとして、自分が逆に得られた知識が乏しすぎるということ。これは完全に選んだ大学が悪かったなと後悔しています。学生(もしくは教授)のレベルが自分と同等か、もしくはそれ以上の学生がいる大学に行っておけばリターンとして得られたものがもう少し大きくなっていたのになとは思います。

正直1年間の留学は長すぎ。。。

趣味に関して

趣味に関しては、7月以降にあったことを時系列に並べてみると、趣味の自転車、登山、旅行と好き放題フランスでできたなという感想。

大学院で修士課程に入るまではまさかヨーロッパで一人旅をするようになるなんて思ってもいませんでしたが、何でも興味を持ったものは挑戦して見るものですね。日本にいた時とは見える世界が変わりました。旅先での外国語でのコミュニケーションもほとんど壁を感じなくなった(勿論ボキャブラリー不足という点ではまだまだ勉強が必要ですが。。。)

マジで今の環境にマンネリ化してきたなと感じたりしたら環境を一新してみることをお勧めします。自分でも知らない意外な一面が見えてくることもあると思います。こっちに来るまでは、海外で現地の人とコミュニケーションを取りながら旅をすることになんてちっとも魅力的に見えなかったのですが。。。やってみるもんですねえ。

個人的には学部生の4年間でこの経験ができてれば良かったなと後悔してます。

7月前半:パリ~モンサンミッシェル2泊3日自転車旅

7月後半~8月前半:イタリア(ナポリ)からポルトガル(リスボン)まで横断旅行

8月後半:念願のシャモニー滞在とマッターホルンで登山鉄道

9月:新学期開始

10月:国際学会でスペインのマドリッドへ

11月前半:ボルドー~トゥールーズ2泊3日自転車旅

11月中旬:終戦記念自転車ライド(200km)

12月前半:Poitiers旅行

12月後半:ドイツクリスマスマーケットを巡る旅

 

まとめ

まあ、何はともあれ、奨学金を受け取っている身として、2月24日に帰国するまで更に何か得られるように頑張ります。

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